銘柄選びは重要です。実際に自分のお金を使って投資する企業を決めるのですから一番時間を使いますし、テクニックも必要となってきます。ですが決して難しくはありません。
僕は大学生時代にかなりの時間を使って銘柄選びについて勉強しました。書店で売っている本から何やら怪しいセミナーに参加したりまで、銘柄を選ぶための知識を得るために、ありとあらゆる方法を試しました。
今回はそんな僕が勉強の果てにたどり着いた、僕なりの銘柄選びのポイントをご紹介します。もちろん全てお伝えするとなると、かなり大量の情報になってしまうので、ポイントを絞ってお伝えします。
前回の「【投資手法編】僕が大学生、社会人になっても安定して続けられた投資手法について①」を読んでいただいてから本記事に目を通していただければ理解もグッと高まるはずですので、まだ読んでない人は先にそちらを読んでみてくださいね。
もう一度お伝えしますが銘柄選びは難しくありません。意気込まず、フラットな気持ちで読んでみてください。
そもそも銘柄って何ですか?
東京証券場などに公開されている、会社の株式のことを銘柄と言います。例えばAという銘柄の株式に投資するというと、Aという会社に投資するといった意味です。
ここではあまり深く考えずに、皆さんが一般的に現物株に投資するものが銘柄だと思ってもらってもかまいません。
銘柄選びで重要な4つのポイント
それでは早速銘柄選びの際に重要な4つのポイントについて解説していきます。これから紹介する4つのポイントを重要視する理由は、前回の記事でもご紹介した投資タイミングの話と深く関連していますので、思い出しながら読んでいただければ幸いです。
※金融商品取引法の観点から具体例に使用している銘柄名は伏せてご紹介しております。何卒ご了承ください。
1.日経平均株価と連動して動く銘柄をさがす
前回の記事でもご紹介した通り、自分が投資するタイミングは日経平均株価が大きく下落したときです。つまりその日経平均株価の動き方に連動している銘柄でないと、完璧な買いタイミングであったとしても予想とは異なる値動きをしてしまうなんてこともあり得ます。
それでは下の画像をご覧ください。
オレンジ色のチャートが日経平均株価の値動き、青色のチャートが銘柄Aの値動きです。画像を見ていただければ一目瞭然ですが、日経平均株価とかなり近い値動きをしていますよね。
このような銘柄は結構存在しますので、買いタイミングまでの普段時間のある時に少しずつ探しておきましょう!
2.下落後の上昇率が高い銘柄を見つける
日経平均株価と連動して動く銘柄の中でも、下落後の上昇率が高い銘柄に注目しましょう。当然のことですが上昇率が高いほど得られる利益も多くなります。
それでは下の画像をご覧ください。
少し見にくいですが、オレンジ色のチャートが日経平均株価の値動き、青色のチャートが銘柄Bの値動きです。比較的日経平均株価に近い値動きかつ、日経平均株価が大きく下落した後の上昇率は日経平均株価のそれを上回っています。(少し見にくいですが黒色で表示されている斜線部分です。)
自分が投資するタイミングでの上昇率に注目する
いくら銘柄の上昇率が高くても、自分が投資するタイミングで高いパフォーマンスが出せていない銘柄では意味がありません。実際に自分が投資するときに、つまり僕の投資手法に置き換えると、日経平均株価の下落後に大きく上昇している銘柄を選定しましょう。
3.投資する銘柄は複数候補を持っておく
1~2でどんな銘柄に投資すべきかが分かったところで、実際に投資する銘柄の候補は複数ストックしておきましょう。
これはリスクヘッジの観点が大きいです。一つの銘柄に投資資金を集中してしまっていた場合、その銘柄が万が一予想と反する値動きをすると損害を受けてしまいます。少数に集中して投資するのではなく、複数に投資資金を分散するという観点で、銘柄の候補は複数持っておきましょう。
また、投資の「選択肢」も増えますので、勝つ確率、利益率を高くすることも期待できます。
僕の場合は70個くらい候補をもっておきますね。手書きのメモでは管理が大変なので、Excelやスプレッドシートを使って記録しています。
買う値段も決めておく
銘柄は選ぶだけでなく、この株価になったら実際に取引しようという目安の金額(買値)も決めておきましょう。どのようにして金額を決めるのかは前回の記事の「どこまで落ちれば買うタイミングなの?」で紹介しております。
4.買う順番を決める
それでは買いタイミングでどんな順番で買っていくのかについてご紹介します。
まず順番の優先度は「大きな利益を獲得できそうな順番」です。候補銘柄は前述したように出来るだけ多くの銘柄を登録することをオススメします。
買いたい順番の決め方
- 買値までの下落率が小さい順に並び替える
- 買値まで5%以内の銘柄だけを選ぶ
- 選んだ銘柄から「目標利益率の高い順」に並び替える
※この段階でも銘柄が多ければ次に移ります - 選んだ銘柄から「10%上昇するまでに何日かかっているのかな?」など、それ以外の銘柄データを見て、買う順番を決め、その順位を買いたい順位にする
つまり、買いタイミングの時に「目標買値まですぐそこに迫っており、利益率が高いと想定される銘柄」から順番に買っていこう!ということです。
実際は買いタイミングでの銘柄の値動きに注目し、取引を行いますが、普段からその準備をすることは可能です。今がもし仮に買いタイミングだったら、と想定して順番決めから証券会社での取引までシミュレーションし、本番で慌てないように練習しておきましょう。
まだ証券口座を持っていない方はLINE証券がオススメ!
実際に投資する直前で証券口座を開設しても使い方や仕組みを理解していなくてはスムーズに取引が行えない時もあります。証券口座は事前に解説しておきましょう。
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まとめ
いかがだったでしょうか?多くの指標を見ることのない、シンプルで簡単な銘柄探しだったと思います。
ただ、もちろん他の指標を見なくても良い。というわけではありません。今回ご紹介した内容はあくまで大枠の部分、最低限これだけはやっている必要があるというものです。
取引回数が増えてきて、今回はなぜ買ったのか、負けたのかを分析する際に、「どうやら今まで見てなかった出来高や、押し目率が影響してそうだ。」のように自分の投資手法を作っていってくださいね!