マッチングアプリとは男女が恋人、結婚相手を探すために活用するアプリです。その中でも代表的なのが「Tinder」というマッチングアプリ。Tinderの特徴は「位置情報を使って近くの異性をさがせること」、「男女ともに無料で利用できること」です。
Tinderをはじめとするマッチングアプリにはプロフィールがあり、顔写真、職業、趣味などを記載することが出来ます。そのプロフィールを見た他のユーザーが自分のことを「Like」と評価し、自分もその相手のことを「Like」と評価、お互いにいい人だなと思ったときに、初めて連絡が取りあえる関係、すなわちマッチ完了となるわけです。
ただ!中々マッチしない…というお悩みを抱えている方もいらっしゃると思います。今回はそんな方々に向けて有益な情報になればと思い、Tinderに登録し、プロフィールを「webマーケター」という少しかっこつけた職業に設定、一ヵ月運用したときにどのようにマッチ率が推移したのかを記事にまとめてみました。
そもそもwebマーケターとは?
webマーケターとはweb上でのマーケティング活動を生業としている人たちのことを指します。マーケティングの意味はとても広義で、人によって捉え方、定義が異なりますが、自分はwebマーケターの定義を以下としています。
web上の仕組みを使って、モノが売れる仕組みづくりをする。
今回の記事ではあまりマーケティングについて深い知識は必要ありませんが、マーケティングについてもっとよく知りたい方は「【簡単に一言で!】マーケティングとは?種類や仕事内容について解説!」の記事にまとめていますので、こちらを読んでいただけると理解がより深まると思います。
Tinderを運用する上での、4つの自分ルール
今回の施策を実行するにあたり、いくつか運用する上での自分ルールを設定しました。これは日によって成果のバラつきができるだけ生じないよう、毎日同じパフォーマンスで運用するためです。
1.毎日限度回数いっぱいまでスワイプをおこなう
TinderのUI(ユーザーインターフェース)は画像のようになっており、そこに表示されている方を右にスワイプすると「Like(いいねと思った人)」、左にスワイプすると「Nope(パスしたい人)」と自分の好みにあった方を探していきます。
Tinderは誰しも無料で登録が出来ますが、無料バージョンの場合にはこのスワイプ回数に上限があり、120回右スワイプすると制限がかかります。(12時間後に再度リセット)
Tinderがどのようなアルゴリズムになっているかは不明ですが、Likeのみ行うよりかは、時折Nopeを混ぜた方が真剣に取り組んでいると判断され、自分のプロフィールの露出頻度も高くなるのではないかという仮説のもと、左スワイプ50回、右スワイプ120回を毎日実施しました。
2.ターゲット層を明確に設定
Tinderは、冒頭でも書いたように位置情報をもとにマッチする人の範囲を○km以内と設定して検索することが可能です。また、年齢層も設定することが出来ます。この機能を以下のように設定しました。
・検索範囲を10km以内に設定
→範囲が広すぎると自分自身が他のユーザーに表示される機会も少なる可能性も考えられたため、それが上振れ下振れしないよう規定の距離を決めておくため。
・23~28歳までに年齢を設定
→職業をwebマーケティングとしてもそれがそもそも理解できないユーザーでは意味がありません。そのため、大学は卒業しており、現在社会人として活躍しているであろう年齢層、かつweb系のリテラシーが高い20代という観点から。
3.スワイプを行う時間はローテーションで最適化していく
実際にスワイプする時間については最適な時間帯の検討がつかなかったので、運用を始めてから最適化していくことにしました。
まず一週目は月曜日は午前中、火曜日は午後、水曜日は夜…というようにスワイプする時間をあらかじめ決めておきます。一週目でマッチしたユーザーが最も多い時間帯に二週目以降はスワイプを行うようにします。
4.マッチしたユーザーには必ず連絡をする
マッチしたからといってそこがゴールではありません。そこから実際に連絡を取りあい、そもそもマッチングアプリを利用する目的でもある恋人、結婚相手作りを達成しなければ意味がありません。
そのため今回はマッチ完了にするのではなく、マッチが完了し、その後実際に連絡がしあえていることをKPIとして設定します。つまり実際にやり取りがしあえるアクティブユーザーとどのくらいつながりを持つことが出来るかです。
そのため、マッチが完了した際にはこちらから必ず連絡を入れ、アクティブユーザーかどうか、サクラではないかの確認を行うことにします。
実際のプロフィールの設定
プロフィールの設定で重要なのがユーザー視点を持つこと、モバイルフレンドリーになることです。
マッチ率を上げるためには「自分のプロフィールが他のユーザーにどのように見えているのか?」、を考え、見てくれたユーザーが思わずLikeしたくなるプロフィールを設定する必要があります。例えば、自分が極限に盛れていると思う写真でも他の人から見たらそうでもなかったり、スマホで実際に表示されている箇所は見切れてしまっている可能性もあります。
友人に「私がこの世で一番美しく撮れている写真を今すぐに提供しなさい。」と協力してもらったり、スマホでの画像の表示範囲を計算しておくことが大事でしょう。
前置きが長くなりましたが、実際にプロフィールの設定を始めていきます。自分は以下のように設定しました。
・職業欄にはwebマーケターと記載
・写真はできるだけ他の人に撮ってもらったものを使用
→自撮りは様々な加工がされているため、信用できないと言われていることに対するリスクヘッジ。また、第三者から見た、自分が良くうつっている写真を起用。
・全て自分の顔ではなく趣味の写真も登録
→私だったら全部自分の顔写真の人出てきたら引くので。
・プロフィールの初めの文章は引きが良い内容に
→スワイプ画面で表示されるプロフィールの文章はせいぜい1~2文。そのため見た人が気になってくれるようなフレーズを盛り込むよう意識した。
・住まいの情報を入力
→性格な住所でなく、○○県○○市程度の情報を入力。
マッチ率の推移
それでは前述したルール、プロフィールで実際にTinderを使ってみたマッチ率の推移をご紹介します。下のグラフをご覧ください。
結果からすると一ヵ月で、31人の方とマッチすることが出来ました!平均一日1人マッチできているという結果ですが、グラフを見てもわかる通り、一日にマッチする人数にはばらつきがあり、少しですが法則性も見えてきます。それでは考察していきましょう。
スワイプをする適切な時間
「3.スワイプを行う時間はローテーションで最適化していく」でも述べた通り、運用を始めた最初の一週目は朝、昼、夜とスワイプする時間をローテーションしていきました。その結果、どうやら夜、特に21~22時にスワイプを行うとマッチする確率が高いことが分かりました。
そのため二週目以降は21~22時の間にスワイプの作業をおこなうことをルールとして制定しました。
月半ば~月末、特に週末が狙い時
グラフを見ると14日~25日の月半ば~月末にマッチ数が集中していることが分かります。その中でも特に金曜~日曜の週末には複数人とマッチすることが出来ています。
効果的にマッチ率を上げるためには月半ば~月末、特に週末に集中してスワイプを行うことが効果的かもしれません。
マッチした人の特徴
それではTinderでどんな方とマッチすることが出来たのか?本来のターゲットであるアクティブユーザーだったのか、そうでなかったのかをまとめていきます。下の表をご覧ください。
順位 | 特徴 | 人数 | 詳細 |
---|---|---|---|
1位 | 外国人 | 16人 | 色んな国の外国の方。主に欧米系のユーザーが多い印象。検索範囲設定しているのになんで? |
2位 | 自称web広告担当者 | 8人 | 「仕事何してるの?」→「私は空き時間にゲームオーナーしてるよ!」のムーブをかましてくる明らかにwebリテラシー低いユーザー。 |
3位 | アクティブユーザーA | 5人 | 年齢層、住まい、プロフィールをしっかりと設定してくれているユーザー。ただし返信はない。 |
4位 | アクティブユーザーB | 2人 | 年齢層、住まい、プロフィールをしっかりと設定してくれているユーザー。かつ、連絡も取り合え、コミュニケーションがちゃんと取れる。 |
このような結果になりました。まさか外国人とのマッチ率が1位となるのは予想外でした。検索範囲を指定しているのにも関わらずこのような結果になる原因は不明ですが、何かしらのアプリのアルゴリズムが働いていると考えれられます。
2位は自称web広告担当者。これ結構いました。一見しっかりコミュニケーションとれる方かな?と思わせつつ、仕事の話になった途端に、「ゲームのオーナーだよ!スマホ使ってURL送るだけ!」という量産型フレーズを発してきます。僕自身、広告やwebに関する知識はある方なので専門的な質問をしたらその後返信がなくなりました。これについてはコンテンツの臭いがプンプンするので、今度「自称ゲームオーナーの話聞いてみた。」みたいな記事を書いてみようと思います(笑)。
3位はアクティブユーザーA。これはマッチはするが、メッセージへの返信がないという方々です。僕の送る内容も適切でなかった可能性もありますが、ユーザー心理は不明です。もしかしたら定型的な文章ではなくて、もう少し送るメッセージをブラッシュアップすれば、この後紹介するアクティブユーザーBに昇格できたかもしれません。
4位はアクティブユーザーB。これがいわゆるターゲットユーザーです。しっかりとコミュニケーションも取れ、楽しい会話をすることができました。
職業をwebマーケターにしておくことは意味があったのか?
結論からすると、意味はあったと言えます。
数は少なかったものの、アクティブユーザーBの2名はどちらも仕事関連の話題から会話がスタートしました。1名はたまたま似たような仕事をしている方でしたので、仕事のあるあるや、自己研鑽でどんなことをしているか、機会があれば何か一緒に取り組んでみたいなどwebマーケターという職業をタッチポイントにかなり会話が展開されたのは事実です。
もう1名は異なるジャンルの職業でしたが、webマーケターという業務内容に興味をもっていただき、話しの種にすることができました。マーケティングという言葉も近年よく耳にされるようになってきてはいるものの、実際に何をしているかわからない。という方がまだまだ多く、気になる方が多いのかもしれませんね。
ちなみにwebマーケターという職種はTinder目的だけでなく、今後需要が高まっていくものでもあります。webマーケターについてもっと知りたい、自分も同じようにTinderで立ち回りたいという方に向けて以下のリンクを用意しました。ご興味ある方はぜひ…。
Tinderよりも確実に出会いたい方へ
今回の取り組みから見た通り、Tinderを使って実際に出会う機会を作るにはかなりの時間と労力が必要となります。それよりも確実に、安全に、効率的にパートナーを見つけるには、意外と知られていない、ただ登録ユーザーの角度がマッチングアプリよりも高いサービスを利用するのも一つの選択肢です。
それでは、作者が厳選した、意外と知られていない、ただ登録ユーザーの角度がマッチングアプリよりも高いサービス3つご紹介します。中にはTinder同様に無料で会員登録ができるものもあります!
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まとめ
今回の実験?からわかることはTinderの職業やプロフィールはできるだけ細かく入力しておくと、マッチ率向上につながるということです。例えば、「営業」ではなく「○○業界のリテール営業」など見ているユーザーのイメージが少しでも明確になることを意識しましょう。
僕は今回webマーケターで話を展開しましたが、ここが営業職の場合、おそらくですが、営業に興味がある、話を聞いてみたいユーザーも一定数存在するとは思います。つまり、自分自身のプロフィールの情報はマッチする人の特性であったり趣味嗜好をハンドリングするためにも重要な要素であると改めて認識することができました。