色々な情報を参考にしてやっとの思いでブログを開設、収益化のためにASPにも登録したまではいいけれど、自分の書けそうな商材を扱っているプログラム、高単価なプログラムから承認されない。そんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか?
各プログラムに存在する「審査あり」の文字、この表示があるプログラムはその審査に合格しなくてはプログラムと提携することはできません。
今回は現在企業内でアフィリエイト担当を、つまり「アフィリエイターの方々からの申し込みを審査し、提携を承認するか、否認するか判断」をしている私が、どんな審査が行われているのか、提携されやすいブログとはどんなものなのかを解説していきたいと思います。
提携審査の内容
ASPには、ブロガーのログイン入口とは別に広告主(企業側)の入り口が存在し、企業のアフィリエイト担当者はそこから提携待ちのブログを一つ一つ手作業でチェックしています。
企業のアフィリエイト担当者には日々、何十、何百といったブログから提携依頼が届きます。それらを精査して承認するか、否認するかの判断を行うにはとても時間と労力を使います。
企業側の立場に立って考えてみましょう。ほとんどの企業では専任でアフィリエイトに取り組んでいるケースは少なく、他の業務と兼任していることが多いです。つまり、限られた時間の中で自社のサービスに貢献してくれるであろうブログと提携しなければならないのです。
なぜ提携が断られてしまうのか?
冒頭でも述べた通り、ASPに登録しているほとんどの企業のプログラムには審査というものが存在します。審査に合格して初めて、プログラムに参加、その企業が取り扱う商材について紹介し、成果によって広告費をもらう権利が得られるわけです。
なんで提携が断られてしまうの?
企業によって様々な理由がありますが、共通するのが、「このブログには自社の広告を載せたくない!」と思われているということです。
今回は私の会社の判断基準をもとに紹介しますね!
自分の会社はこんな風に判断してます。
私の会社のプログラムの大まかな情報は以下の通りです。
ジャンル | 成果地点 | 金額 |
---|---|---|
キャリア系 | サービスへの登録 | 10,000円~30,000円 |
具体的な内容については記載できませんが、今流行りの就職系で単価も他の商材に比べると高く設定されています。そんな中、私の中の判断基準ではありますが、以下のようなブログはいつも提携をお断りさせていただいています。
- ブログタイトルや、記事の内容にセンシティブな表現が使われている
- ブログの見た目が整えられていない
- 記事の本数が少ない
- 自社のサービスと、今までアップされた記事の内容に親和性がない
- ただ広告だけ貼ってあり、文章などがない
- スマホに最適化されていない
プログラム審査を通りやすくするための3つの対策
それではプログラム審査を通りやすくするためにブロガーが行うべき3つの対策について、企業視点でまとめていきます。
1.複数のASPに「異なるジャンル」で登録する
A8.net、AccessTrade、もしもアフィリエイトのようなASPに異なるジャンルで登録しましょう。ASPは申し込む際、「あなたのブログはどのような記事について書かれているか?」という自分のブログのジャンルを登録するケースがほとんどです。
「企業の立場になって考えてみる」でも記述しました通り、企業のアフィリエイト担当者には日々、何十、何百といったブログから提携依頼が届きます。中には作業時間削減のために、登録されているジャンルが自社サービスと親和性がない場合、それだけで提携を否認されてしまうケースもあります。そのため、一つのジャンルで登録を行うと、他のジャンルで魅力的なプログラムが見つかっても提携ができない可能性があるのです。
また、企業も複数のASPを利用していることがほとんどです。あるASPでは提携は断れてしまったが、他のASPではすんなり提携されることもあります。企業で作業しているのも人間です。うっかり否認をしてしまうこともあります。なので、企業との接点を多く持つといった視点からも複数のASPに登録することは重要でしょう。
ASPごとに得意領域がある?
ASPにも取り扱うプログラムに得意とする業界があります。以下にまとめてみました。
たとえ一つのジャンルで絞ったブログ(特化型ブログとも呼ばれます)を運営しようという方でも、執筆を行う中で面白い組み合わせを思いつくかもしれません。その時のための選択肢は多く持っていた方が良いでしょう。
例えば「たんぱんライフ」では「合コン×マーケティング」といったような、一見繋がりが浅そうに思える組み合わせでも、意外な共通点に着目して記事を執筆しています。ぜひ参考にしてみてください。
>>>「合コン強者になるためにOODAを理解する!【オトナの恋愛マーケティング】」を読む
2.ブログの見栄えをよくする
これは必須項目とも言えます。見栄えが整っていない記事はユーザーにとっても読みにくく、中々成果に結びつきません。
企業側からしても「こんなブログに広告を出稿している企業」という認識に繋がりかねないので、見栄えが整えられていないブログはブランディングの観点からも否認することが多くなるでしょう。
とはいえ、ブログ始めたての初心者がCSSをいじり、いきなり見た目を改変するのは中々ハードルが高いと言えるでしょう。そこでオススメなのがプラグインの活用です。
オススメプラグイン:LIQUID PRESS
ブログをWordpressで解説している方には、今すぐにでも試していただきたいのが、この「LIQUID PRESS」。オシャレな見栄えなうえ、分からないことがあったらいつでも質問できるカスタマーサポートまで用意されています。
また、LIQUID PRESS は、大手企業やメディア等でも利用されています。つまり「このブログなら見栄えもしっかりしているし、中々いいんじゃないか。」という印象を企業担当に与えることが出来るのです。
すぐにお試しできる無料試用版もありますので、慎重に進めたい、一度試してみたいという方も取り組みやすいでしょう。
3.とにかく記事を書く
よく言われることではありますが、とにかく記事を書きましょう。これが結局は一番重要かもしれません。記事が1つもない状態では企業担当者もブログを判断することができないからです。
良い記事とされる目安は1記事3000文字前後と言われていますが、最初からこれほどの文字数を書き上げるのは中々難しいです。最初は少しずつでもいいので、自分の得意領域について、自分のブログの方向性と合っている内容について、読んでくれるユーザーの視点に立って、できるだけ多く記事を書く努力をしてみましょう。
スマホに最適化しよう!
ユーザー視点に立つという意味で、最も重要なのがブログをスマホに最適化することです。「この記事を読む人たちにとって、読みやすくまとめられているか?」これは企業担当者も気にするポイントでもあります。
いまやネットで調べものをする際に使われる端末のほとんどがスマホです。果たしてスマホから見て自分の記事は見やすいのか?もう一度自分でもスマホから記事を確認してみましょう。
審査に不合格だった場合、問い合わせるのはあり?
結論から言うと、全然ありです。提携審査は人が行うため、前述したようなうっかりミスにより否認されてしまっていることもあります。ASPを通してお問い合わせを行い、今一度審査をしてもらうようお願いしてみましょう。
ただ、その際にはただ再審査を申し込むのではなく、以下の点を問い合わせの文面に対して盛り込むのが効果的でしょう。
- 提携されることにより、上質なユーザーを送客できるというアピールを行う
→可能であれば「自分のブログはこれだけのPVがあり、月に大体このくらいの人数を送客できる。」といったような具体的な数字を使ったアピールを心がけましょう。 - なぜ否認されてしまったのか理由を聞く
→自分のブログの何がいけなかったのか、これを問い合わせることにより、もしその提携が否認のまま終わってしまったとしても、今後のブログ運営の参考になります。
まとめ
いかがだったでしょうか?今回は企業のアフィリエイト担当者が語る、普段ではあまり聞くことが出来ない提携審査についてまとめてみました。もちろんすべての企業がこの通りの判断基準を設けているわけではありませんが、皆さんが今後ブログの運営を行う際の一つの情報としてお役立ていただけましたら幸いです。
たんぱんライフでは他にも、マーケティングについての基礎知識や、マーケティングを応用して日々の生活をちょっぴり豊かにするような情報を発信しています。ぜひ他の記事も読んでみてください!